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プロが解説】チラシにQRコードを入れる時の注意点とNG例

【目次】


1. はじめに なぜチラシにQRコードを入れるのか

・紙媒体とデジタルをつなぐ役割

 チラシは昔から集客や宣伝に欠かせないツールでしたが、課題の一つが「その後の行動につなげにくい」点でした。電話番号や住所が載っていても、見込み客がすぐに行動に移すとは限りません。

そこで活用されるのがQRコードです。

スマートフォンで簡単に読み取れるため、Webサイトや申込フォーム、SNSの入口へ誘導する、いわば紙媒体からデジタルへの「架け橋」としての今や欠かせない存在となっています。

・最近の集客トレンド

 近年は、Googleフォームを使った予約、LINE公式アカウントへの登録、InstagramX(旧Twitter)への誘導など、オンライン施策との連動が増えています。

QRコードはその入り口として最適です。実際に、多くの企業や店舗がチラシとQRコードを組み合わせて集客効果を高めています。


2. チラシにQRコードを入れるメリット

・アクセス数や問い合わせ数の向上

 QRコードから「気になったらその場でアクセス」が可能になり、Webサイトや電話での問合せより流入が見込めます。

・効果測定ができる

 QRコードにアクセス解析機能を持たせれば、読み取り回数や流入経路を計測できます。

Googleアナリティクスと連動させれば、集客効果を数値で把握できます。

次回の販促活動への気づきにつなげることでより良い効果が見込めます。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, グラフ, 折れ線グラフ AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

・スマホ世代との親和性

 

 10代~40代の多くはスマートフォンで情報収集をしています。QRコードは特に若い世代にとって「当たり前のアクセス手段」なので、親和性が高く有効的な手段の一つです。


3. QRコードを入れる時の注意点

・サイズと印刷の解像度

 QRコードは最低でも15mm四方以上が推奨です。小さすぎると読み取れ可能性や、印刷時に印字が潰れてしまう恐れがあるためです。

また、印刷は300dpi以上で作成すると安心です。

・配置場所

 紙面の隅に小さく置くだけでは効果が薄くなります。表面の下部や中央付近など、視線が集まる配置を意識すると効果が上がる傾向があります。

・リンク先の内容

 リンク先がスマホ非対応のサイトでは離脱されてしまいます。必ずスマホに最適化されたページを用意しましょう。また、URLSSL対応が必須です。

・読み取りテストを必ず行う

 印刷前に必ず複数のスマホで読み取りテストをしてください。AndroidiPhone両方でチェックすることが重要です。PC画面とスマホ画面の両方を確認したからリリースしましょう。

 


4. よくあるNG例

・小さすぎて読み取れない
・背景と同化して見えにくい
・リンク切れ
QRコードを複数並べすぎる。

 

チラシの場合、QRコードは一枚につき一つが最適です。


5. 効果を最大化するための工夫

・短縮URLや専用LPを活用する

 QRコードのリンク先は、キャンペーン専用のランディングページにすると効果的です。Bitlyなどの短縮URLを使えば解析もできます。(有料プランあり)

・行動を促すコピー(CTA)を添える

 「今すぐ予約はこちら」「クーポンGET!」など、行動を促す一言を添えるとクリック率が上がります。

・クーポンや特典とセットで掲載する

 

 「QRコードからアクセスすると10OFF」など、メリットを提示すると読み取ってもらいやすくなります。


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6. まとめ|QRコードは「正しく使えば強力な武器」

 QRコードは、チラシ集客の効果を大きく高めるツールです。
・サイズ・配置・リンク先を正しく設定する
NG例を避ける
CTAや特典で行動を促す
これらを実践すれば、紙媒体とデジタルの両方を活かしたハイブリッド集客が可能になります。

 

 

有限会社遠藤印刷は、千代田区・飯田橋で50年以上の実績を持つ地域密着型の印刷会社です。都心部の自社工場でチラシや冊子など幅広い印刷物をワンストップで提供しております。

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