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ラミネートとは?耐久性・見栄えUPに欠かせない加工法

 東京都千代田区の遠藤印刷の遠藤です。千代田区で営業を始めて50年以上にわたり、印刷会社様、官公庁様や一般お客様よりご愛顧いただいている印刷会社です。   

 紙の印刷物を扱っていると、「ラミネート」という言葉を耳にしたことはありませんか?飲食店のメニュー表や社員証、ポスターなど、日常の中でもラミネート加工された印刷物を目にする機会は多くあります。

 本記事では、ラミネートとは何か?、どんなメリットがあるのか?、注意点・使用シーンを初心者の方にもわかりやすく解説します。

 


1.ラミネートとは?

 ラミネートとは、紙などの印刷物の表面に透明なフィルムを貼り合わせて、保護・補強を行う加工方法です。別名「パウチ加工」や「ラミ加工」とも呼ばれます。

 

 透明フィルムによって、印刷面が水や汚れから守られるだけでなく、見た目にも光沢感や高級感が加わり、より印象的な仕上がりになります。

単行本ですと、カバーに使用されることが多い加工方法です。

 


2.ラミネート加工の種類

 ラミネート加工には、大きく分けて2つのタイプがあります。

 

ホットラミネート(熱圧着方式)

 専用のラミネーター機を使用し、熱を加えてフィルムを圧着する方法です。耐久性が高く、防水・防汚効果も優れています。

よく使われる用途:

  • 飲食店のメニュー
  • 案内看板
  • 名刺や診察券

 ② コールドラミネート(粘着方式)

 熱を使わず、粘着剤付きのフィルムを圧着する方法です。熱に弱い素材や感熱紙に使用されます。

よく使われる用途:

 

  • 感熱レシートの保護
  • 手作りPOP
  • 展示会の資料

 


3.ラミネートのメリット・デメリット

ラミネート加工のメリット】

 

1. 耐久性がアップする

 フィルムが紙を保護することで、水や汚れ、折れ曲がりに強くなります。屋外で使用する掲示物や、長期的に保管する資料にも最適です。

 

2. 見栄えが良くなる

 光沢のある仕上がりになるため、視認性が向上し、見た目も高級感のある印象になります。お店のメニューやPOPなど、第一印象が重要な場面で効果的です。

 

3. 防水・防汚効果がある

 水や油をはじくため、キッチンや飲食店などの水回りで使う印刷物でも安心です。アルコール消毒にも強く、衛生面の対策にも役立ちます。


ラミネート加工のデメリット

 

1. 加工後は修正できない

 一度ラミネート加工すると、内容を修正することはできません。誤字脱字がないかをしっかり確認してから加工しましょう。

 

2. 厚みが出る

 フィルムを重ねる分、厚みが増します。収納や郵送時に注意が必要です。

 

3. コストと時間がかかる

 

 大量に加工する場合、機材や手間の分だけコストが上がります。特に小ロットであれば、印刷会社への外注も検討しましょう。

 

4.ラミネートの使用シーン(事例紹介)

シーン使用例加工方法       使用例                 加工方法
飲食店 メニュー表、防災マニュアル ホットラミネート
学校・教育現場 学習カード、掲示物 ホットまたはコールド
ビジネスシーン 名刺、社員証、報告資料の表紙など ホットラミネート
イベント・展示会 パネル、POP、説明パネル コールドラミネート
 

5.印刷会社に依頼する場合のポイント

 自分で加工できるラミネーターもありますが、仕上がりの質や効率を考えると、印刷会社への依頼もおすすめです。

 

依頼時のチェックポイント:

 

  • 使用用途   チラシ・単行本・メニュー表

  • 用紙の種類と仕上りサイズ

  • 納期

  • 部数
  • 【重要】 マット(つや消し)or グロス(光沢)


6.まとめ

 

 

 ラミネート加工は、印刷物の見た目を美しくするだけでなく、長持ちさせるためにも欠かせない加工方法です。使用シーンに合わせて、ホットラミネートとコールドラミネートを使い分けることで、より効果的な活用が可能になります。

加工に不安がある方は、プロの印刷会社に依頼することで品質の高い仕上がりが得られます。

 ラミネート加工をうまく活用して、より魅力的で実用的な印刷物を製作しましょう。

遠藤印刷では、業務資料や案内板、長期掲示物などに最適なラミネート加工サービスを承っております。

 グロス(光沢)・マット(つや消し)の仕上げからサイズ指定、大量部数にも対応。安心の品質と迅速な納品で、ビジネスシーンをしっかりサポートいたします。

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