【目次】
1.はじめに|なぜ印刷コストの見直しが必要なのか
2.社内印刷のメリット・デメリット
3.印刷会社に依頼するメリット・デメリット
4.コスト比較シミュレーション(事務員印刷 vs 印刷会社)
5.費用対効果で見る最適な選択ポイント
6.ケース別のおすすめ判断基準(少部数・大量部数・急ぎ案件など)
7.まとめ|経営判断に活かせる印刷コスト戦略
1. はじめに|なぜ印刷コストの見直しが必要なのか
経営層において「見えるコスト」だけでなく「隠れたコスト」に目を向けることは重要です。
印刷業務は一見すると「紙とインク代」だけで済むように見えますが、実際には人件費・時間的損失・品質リスクなどが内包しています。
昨今の中小企業においては、事務員が本来業務の合間に印刷を担当するケースが多い傾向です。
経営層が気づかない間に大きなロスが生じている場合があります。
中小企業の販管費に貢献する千代田区の遠藤印刷がコストについて解説いたします。
2. 社内印刷のメリット・デメリット
・メリット
少部数・急ぎの対応に便利
社内で完結できるため、柔軟な修正が可能
外注コストが不要
・デメリット
トナーや用紙代が割高(A4フルカラー1枚あたり20〜40円程度)
→事務員の人件費が発生(例:時給1200円 × 2時間で2400円)
印刷品質が不安定(色ムラ・紙詰まりなど)
本来の業務が止まり、機会損失が発生
3. 印刷会社に依頼するメリット・デメリット
・メリット
大量部数なら1枚あたりの単価が安い(例:A4フルカラー500部 → 1枚12〜18円程度)
仕上がりが高品質で安定
裁断・製本・加工までワンストップ対応
事務員は他業務に集中できる
・デメリット
少部数や超短納期では割高になる場合がある
→解決策 近くの印刷会社に定期的に発注することで常連価格になる場合あり
データ入稿が必要(PDF形式など)
→初動の工数が発生するが、その後はルーティンになり中期でみるコストが減少傾向
最低発注単位がある場合がある
4. コスト比較シミュレーション
ケース:A4フルカラー 1ページ 片面 500部 の場合
社内印刷
トナー・紙代:15円 × 500 = 7,500円
人件費:時給1200円 × 2時間 = 2,400円
合計:約9,900円
印刷所依頼
印刷費:約7,000円(裁断込み)
人件費:発注時間30分 600円(事務員は他業務に専念)
合計:約7,600円
👉 印刷所に依頼した方が コストも安く、品質も安定。
【参考】 簡易印刷単価表 片面 1ページ カラー (作業時間・紙代金・機械損料除く)
部数 | 社内印刷 合計 | 社内印刷 単価 | 印刷会社 合計 | 印刷会社 単価 | 安い方 |
---|---|---|---|---|---|
50枚 | 1,200円(24×50) | 24.0円 | 2,500円(1,800+14×50) | 50.0円 | 社内印刷 |
200枚 | 4,800円 | 24.0円 | 4,600円 | 23.0円 | 印刷会社 |
500枚 | 12,000円 | 24.0円 | 8,800円 | 17.6円 | 印刷会社 |
2,000枚 | 48,000円 | 24.0円 | 29,800円 | 14.9円 | 印刷会社 |
5. 費用対効果で見る最適な選択ポイント
少部数(〜50部程度)・急ぎ → 社内印刷
中〜大量部数(100部以上) → 印刷所
品質・ブランドイメージを重視 → 印刷所
内部資料・試し刷り → 社内印刷
6. ケース別おすすめ判断基準
社内会議資料(10部程度) → 社内印刷
急な修正が必要な社内用資料 → 社内印刷
社外配布チラシ(500部以上) → 印刷会社
営業用パンフレット(顧客への印象が大切) → 印刷会社
社外用セミナー資料→印刷会社
7. まとめ
印刷業務は「単純なコスト比較」だけではなく、 人件費・品質・時間効率 を含めた費用対効果で判断することが重要です。経営者は「見えないコスト」に目を向け、業務の効率化と経費削減を両立する必要があります。遠藤印刷では、お客様のニーズに合わせて最適な印刷プランをご提案しています。
印刷コストを見直したい方は、ぜひお気軽にご相談・お見積りください。
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