【目次】
1. はじめに|なぜ今「社内報の形態」が注目されているのか
2. 社内報の種類|印刷版とデジタル版の違い
3. 印刷社内報のメリット・デメリット
4. デジタル社内報のメリット・デメリット
5. 導入企業の事例から見る「印刷派」と「デジタル派」
6. どちらを選ぶべき?判断のポイント
7. ハイブリッド型社内報という選択肢
8. まとめ|自社に最適な社内報スタイルを選ぶために
1. はじめに なぜ今「社内報の形態」が注目されているのか
社内報は、社員同士のつながりを強め、経営層からのメッセージを伝えるための大切なコミュニケーションツールです。特に近年はテレワークの普及や多様な働き方の浸透により、「どうすれば社員に情報を届けやすいか」という課題が浮き彫りになってきました。
その中で注目されているのが、「印刷社内報」か「デジタル社内報」かという選択です。紙媒体は従来から親しまれてきた方法ですが、デジタルはスピードやコスト面で優れています。本記事では、それぞれのメリット・デメリットを比較し、最適な選び方を解説します。
2. 社内報の種類|印刷版とデジタル版の違い
社内報には大きく分けて下記の2種類があります。
・印刷社内報:紙に印刷して冊子やリーフレットとして配布するタイプ。手元に残りやすく、保存性が高いのが特徴です。
・デジタル社内報:Webサイト、PDF、アプリ、社内ポータルなどを使ってオンライン配信するタイプ。スピードや分析機能に優れます。
この違いを理解することで、自社に合ったスタイルを選びやすくなります。
3. 印刷社内報のメリット・デメリット
【メリット】
1. 手に取りやすい:デスクや休憩室に置かれていれば自然に目に入りやすい。
2. 保存性が高い:形として残るため、後から読み返しやすい。
3. 読みやすさ:紙は集中しやすく、長文でも読了率が高い。
4. デザインの自由度:写真やレイアウトの工夫で雑誌のように楽しめる。
【デメリット】
1. コストがかかる:印刷代や配送費が必要。
2. 修正が難しい:誤植や情報の変更に柔軟に対応できない。
3. 即時性に欠ける:企画から印刷・配布まで時間がかかる。
4. デジタル社内報のメリット・デメリット
【メリット】
1. 配信スピードが速い:企画から数日で配信可能。
2. コスト削減:印刷・配送が不要で低コスト。
3. 分析可能:アクセス数やクリック率を測定できる。
4. 多様なコンテンツ形式:動画・音声・リンクなどを組み込める。
【デメリット】
1. 閲覧率にバラつき:社員が自発的にアクセスしないと読まれにくい。
2. 情報過多で埋もれる:メールやチャットに埋もれがち。
3. 記憶に残りにくい:紙に比べて一過性になりやすい。
4. ITリテラシーに左右される:システム利用に慣れていない層には不向き。
5. 印刷派 vs デジタル派 比較表
以下に印刷社内報とデジタル社内報の比較をまとめました。
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社内報 比較表(印刷 vs デジタル)項目 | 印刷社内報 | デジタル社内報 |
---|---|---|
コスト | 印刷・配送費がかかる | 配信コストは低い |
スピード | 制作〜配布に時間が必要 | 即時配信が可能 |
読まれやすさ | 手元に残り、自然に読まれる | アクセスしないと読まれない |
保存性 | 長期保存に向く | 保存性は低め |
修正対応 | 再印刷が必要 | 簡単に更新可能 |
デザイン性 | 雑誌のようにリッチ | Web的な表現に強い |
データ分析 | 困難 | アクセス解析が可能 |
適した企業 | 製造業・地方拠点が多い企業 | IT企業・若手社員が多い企業 |
※ スマホでは1列ずつ縦並びで表示されます(レスポンシブ対応)。
6. 導入企業の事例から見る「印刷派」と「デジタル派」
【印刷派の事例】
地方拠点や工場を持つ企業では、紙の社内報が依然として有効です。現場ではスマホやPCを使わない社員も多いため、紙のほうが情報伝達率が高くなります。
【デジタル派の事例】
IT企業やベンチャーではデジタル社内報が主流です。スピード感を持って経営層のメッセージを届けられるほか、動画配信で社員の声を共有するなど、柔軟な活用ができます
7. どちらを選ぶべき?判断のポイント
印刷とデジタルを選ぶ際の基準は、次の3つです。
1. 社員の属性:年齢層が高めなら紙、若手が多いならデジタルが有利。
2. 社内文化:対面や紙文化が根強い会社は印刷物配布、スピードを重視なら資料をデジタル配布。
3. コストと効果:投資対効果をシミュレーションして決定する。
8. ハイブリッド型社内報という選択肢
最近では「印刷」と「デジタル」を組み合わせる企業も増えています。
・経営層メッセージは紙で配布し、読み返しやすさを重視。
・ニュース速報や最新情報はデジタルで即時配信。
このように役割を分けることで、双方のメリットを活かした「ハイブリッド型社内報」が可能になります。
9. まとめ|自社に最適な社内報スタイルを選ぶために
印刷社内報は「読みやすく保存性が高い」、デジタル社内報は「スピーディーで分析ができる」という特長があります。どちらが正解というわけではなく、自社の社員属性・文化・目的に合わせて選ぶことが大切です。
もし「コストを抑えつつ、社員に確実に情報を届けたい」と考えるなら、紙とデジタルのハイブリッド型も検討すると良いでしょう。
社内報は単なる情報伝達ではなく、社員のエンゲージメントを高め、会社を一つにする大切なツールです。最適なスタイルを選び、自社に合った形で運用してみてください。
遠藤印刷では、50年以上の実績を活かし多くの「紙の社内報」にも携わっております。
千代田区・飯田橋にある自社工場だからこそ、短納期対応や小ロット印刷も柔軟に対応可能です。
また、デジタル配信用のデータ制作もワンストップで承ります。
社内報の企画段階からご相談いただければ、印刷派・デジタル派いずれにも最適なご提案をいたします。ぜひお気軽にご相談ください。