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これで迷わない!印刷に使える用紙サイズの基礎知識


【目次】

  1. はじめに|なぜ用紙サイズを知ることが重要なのか
  2. 印刷用紙サイズの基本|A判・B判とは?
  3. 代表的な用紙サイズ一覧(A4・B5など)
  4. 実寸で比較!サイズ感をイメージしやすくするコツ
  5. 印刷時に注意したい用紙サイズのポイント
  6. よくある質問|「A4とB5、どっちがいい?」など
  7. まとめ|目的に合った用紙サイズを選ぼう

1.はじめに|なぜ用紙サイズを知ることが重要なのか

 

 東京都千代田区 で50年 営業している遠藤印刷です。

 印刷物を作るとき、「A4って一般的だけど、B5でもいいの?」と迷ったことはありませんか?
 用紙サイズは、仕上がりの印象やコスト、用途に大きな影響を与える重要なポイントです。たとえば同じチラシでも、サイズが変わればデザインの自由度や読みやすさも変わってきます。この記事では、初心者の方でもわかりやすく、印刷用紙のサイズについて解説していきます。


2.A判・B判とは?印刷用紙サイズの基本知識

 日本で使われている代表的な用紙サイズは「A判」と「B判」の2種類です。

  • A判(A4A3など)
    国際的に標準化されたサイズで、学校やビジネス文書に広く使われています。たとえば、A4210mm × 297mmです。
  • B判(B5B4など)
    日本独自の規格で、雑誌や書籍などによく使われます。B5182mm × 257mmと、A4より少し小さめです。

 

詳しい寸法は日本印刷産業連合会の用紙サイズ一覧(出典)を参照ください。


3.用紙サイズ一覧|A4・B5など代表的なサイズを紹介

以下は代表的な用紙サイズの一覧です。単位系[mm]

サイズ 寸法(横×縦) 用途例
A3 297×420 ポスター、掲示物
A4 210×297 書類、チラシ
A5 148×210 小冊子、リーフレット
B4 257×364 図面、新聞折込チラシ
B5 182×257 教材、雑誌

 

封筒サイズ-対応用紙サイズ 記載 [mm]

封筒サイズ 寸法(横×縦・mm) 用途例 対応用紙サイズ
長形3号(長3) 120×235 A4三つ折り書類、請求書 A4三つ折り
長形4号(長4) 90×205 B5三つ折り書類、小型通知 B5三つ折り
角形2号(角2) 240×332 A4用紙を折らずに送付 A4
角形3号(角3) 216×277 B5用紙を折らずに送付 B5
洋形2号(洋2) 162×114 カード・招待状・私信 はがき・A6

【用途別】

用途に応じたおすすめの用紙サイズを紹介します。

 

  • 名刺:91×55mmJIS規格)
    携帯性が高く、定型名刺用ケースにもぴったり。
  • チラシ:A4またはB5
    A4
    は郵送や配布に便利。B5はカジュアルな印象で配布しやすいです。
  • 冊子:A5またはB5
    手に取りやすく読みやすいサイズです。ページ数が多い冊子ならB5のほうがレイアウトしやすい場合もあります。
  • ポスター:A3A1
    掲示スペースや視認性に応じて選びましょう。A1はかなり大きく、展示会や公共施設向けです。

5.実寸で比較しよう|サイズ感をつかむコツ

「サイズを聞いてもピンとこない」という方は、A4コピー用紙を基準に考えるとわかりやすいです。

  • A4 → 一般的なプリンタ用紙
  • A3 → A42倍(横に2枚分)
  • A5 → A4の半分(折りたたみ冊子などに便利)

 

B判はA判よりひとまわり大きいので、印象に余裕をもたせたい場合に適しています。実際に紙を手にとって比較してみるのが一番の理解の近道です。


6.印刷時の注意点|サイズ選びで失敗しないために

サイズ選びで気をつけたいポイントは以下の通りです。

 

  1. プリンター対応サイズを確認
    家庭用プリンターではA3B4が印刷できないことがあります。
  2. 郵送や配布方法を考慮
    DM
    やチラシであれば
    封筒サイズに収まるかをチェックしましょう。
  3. 用紙の在庫や価格
    特殊サイズは割高になることがあります。印刷会社と相談するのがおすすめです。

7.よくある質問|「A4とB5、どっちを使えばいい?」など

Q. チラシを作るならA4B5、どちらがいいですか?
 →
内容量や配布方法によりますが、郵送やファイリングするならA4

  街頭配布 ならB5が手に取りやすいです。

 

Q. A判とB判はどちらが主流ですか?
 →
ビジネスや学校関係ではA判、出版や商業印刷ではB判が多い傾向です。

 

 

Q. オンライン印刷でもサイズは自由に選べますか?
 →
多くの印刷会社でAB判の標準サイズを扱っており、

  カスタムサイズも対応可能な場合があります。料金は規格より高いです。


8.まとめ|印刷物に最適なサイズを選ぼう

 用紙サイズは、印刷物の使い勝手や印象を大きく左右する重要な要素です。A判・B判の違いや代表的な用途を知っておくことで、目的に合った用紙をスムーズに選べるようになります。

 

 印りの用紙や仕様を提案いたします。

失敗しない印刷物づくりの第一歩として、ぜひ本記事を参考にしてみてください。