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デジタル印刷とオンデマンド印刷はどう違う?業界のプロが使い分けを解説!

デジタル印刷とオンデマンド印刷はどう違う?業界のプロが使い分けを解説!

千代田区の遠藤印刷の遠藤です。千代田区で営業を始めて50年以上にわたり、印刷会社様、官公庁様や一般お客様よりご愛顧いただいている印刷会社です。
近年、印刷でよく聞くオンデマンド印刷と従来からあるオフセット印刷について、初心者の方に分かりやすく解説します。

目次

  1. デジタル印刷とは?基本の仕組みと特徴を理解しよう
    1. 版を使わない印刷方式とは?
    2. 家庭用プリンターとどう違う?
    3. デジタル印刷のメリット・デメリット
  2. オンデマンド印刷とは?実は「デジタル印刷の一種」だった!
    1. 「オンデマンド=必要なときに必要なだけ」の意味
    2. 業界での使われ方と誤解されがちなポイント
    3. オンデマンド印刷のメリット・デメリット
  3. デジタル印刷とオンデマンド印刷の違いを図で比較!
    1. 技術的な違いはある?
    2. 印刷方式の分類図(オフセット・デジタル・オンデマンド)
    3. 呼び方の違いが生まれた理由
  4. どっちを選ぶ?用途別おすすめ印刷方式ガイド
    1. 少部数・短納期ならオンデマンド
    2. 大量印刷や高精細ならオフセットや専用デジタル印刷
    3. 4-3. チラシ・冊子・名刺など印刷物別の選び方
  5. 印刷発注で失敗しないためのチェックポイント
    1. 業者に確認したい3つの質問
    2. 納期・費用・色再現性のバランスを見極める
    3. 迷ったらプロに相談しよう
  6. まとめ:用語に惑わされず、目的に合った印刷を選ぼう
    1. デジタル印刷とオンデマンド印刷は「関係性」で理解しよう
    2. 印刷のプロが伝えたい「正しい使い分け」

1. デジタル印刷とは?基本の仕組みと特徴を理解しよう

1-1. 版を使わない印刷方式とは?

デジタル印刷とは、印刷用の版(プレート)を作らず、データから直接用紙に印刷する方式です。主にレーザー方式やインクジェット方式があり、印刷所では専用の大型機器が使われます。代表的な例として、富士フイルムのJet Pressシリーズなどがあります(出典:富士フイルム公式サイト)。

1-2. 家庭用プリンターとどう違う?

家庭用インクジェットプリンターも同じくデジタル印刷に分類されますが、印刷速度や画質、用紙対応の幅などが大きく異なります。業務用機は安定した大量処理ができ、色校正や色再現性にも優れているため、商用印刷に向いています。

1-3. デジタル印刷のメリット・デメリット

【メリット】

  • 版が不要なため、初期費用が安い
  • データ修正が容易
  • 小ロット対応が可能

【デメリット】

  • 大量印刷には不向き(単価が割高になる)
  • 一部の特殊紙には対応しにくい

2. オンデマンド印刷とは?実は「デジタル印刷の一種」だった!

2-1. 「オンデマンド=必要なときに必要なだけ」の意味

オンデマンド印刷は、英語の"on demand"が示すとおり「必要なときに必要なだけ」印刷できることを指します。つまり、注文を受けてから即時に印刷・納品できる体制が特徴です。

2-2. 業界での使われ方と誤解されがちなポイント

多くの印刷会社がオンデマンド印刷をサービス名として使っていますが、実際にはデジタル印刷機を用いた印刷を意味します。したがって「オンデマンド印刷」と「デジタル印刷」は厳密には同一技術の文脈で使われています。

2-3. オンデマンド印刷のメリット・デメリット

【メリット】

  • 必要な数量だけ印刷できる
  • 短納期対応が可能(即日納品例も多数)
  • 在庫を持たなくて済む

【デメリット】

  • 大量印刷に向かない
  • オフセットに比べると画質が若干劣ることもある

3. デジタル印刷とオンデマンド印刷の違いを図で比較!

3-1. 技術的な違いはある?

本質的な技術的違いはほとんどなく、オンデマンド印刷はデジタル印刷の運用形態の一つとして分類されます。つまり、どちらも「版を使わずにデータから直接印刷する方式」である点は共通しています。違いがあるとすれば、それは“使い方”や“運用スタイル”です。

3-2. 印刷方式の分類図(オフセット・デジタル・オンデマンド)

以下に印刷方式の分類図を示します。

印刷方式
├─ オフセット印刷(版を作って印刷)
└─ デジタル印刷(版を使わずデータから印刷)
    └─ オンデマンド印刷(デジタル印刷の即時対応型)

このように、オンデマンド印刷はデジタル印刷の“サブカテゴリ”として捉えると理解しやすいです。

3-3. 呼び方の違いが生まれた理由

「オンデマンド印刷」という呼び名は、1990年代にアメリカで「Print On Demand(POD)」として出版業界に導入されたのが始まりです。従来のように大量に刷って在庫を持つのではなく、注文があったときに1冊から印刷できる方式として普及しました。
日本でもPODは少部数印刷に適した方法として、徐々に定着していきました(出典:日本印刷技術協会(JAGAT))。

3. デジタル印刷とオンデマンド印刷の違いを図で比較!

3-1. 技術的な違いはある?

本質的な技術的違いはほとんどなく、オンデマンド印刷はデジタル印刷の運用形態の一つとして分類されます。つまり、どちらも「版を使わずにデータから直接印刷する方式」である点は共通しています。違いがあるとすれば、それは“使い方”や“運用スタイル”です。

3-2. 印刷方式の分類図(オフセット・デジタル・オンデマンド)

以下に印刷方式の分類図を示します。

印刷方式
├─ オフセット印刷(版を作って印刷)
└─ デジタル印刷(版を使わずデータから印刷)
    └─ オンデマンド印刷(デジタル印刷の即時対応型)

このように、オンデマンド印刷はデジタル印刷の“サブカテゴリ”として捉えると理解しやすいです。

3-3. 呼び方の違いが生まれた理由

「オンデマンド印刷」という呼び名は、1990年代にアメリカで「Print On Demand(POD)」として出版業界に導入されたのが始まりです。従来のように大量に刷って在庫を持つのではなく、注文があったときに1冊から印刷できる方式として普及しました。
日本でもPODは少部数印刷に適した方法として、徐々に定着していきました(出典:日本印刷技術協会(JAGAT))。

4. どっちを選ぶ?用途別おすすめ印刷方式ガイド

4-1. 少部数・短納期ならオンデマンド

たとえば、千代田区で急遽イベント用のパンフレットを用意しなければならない場合、オンデマンド印刷なら即日対応も可能です。スピード感と柔軟な対応力が大きな強みであり、小ロットにも最適です。

4-2. 大量印刷や高精細ならオフセットや専用デジタル印刷

数万部規模のチラシや高精細なパンフレットなど、品質やコスト効率を重視する場合は、オフセット印刷や業務用の高性能デジタル印刷機の方が適しています。特に、色の再現性や写真品質にこだわる場合に向いています。

4-3. チラシ・冊子・名刺など印刷物別の選び方

  • チラシ:少量ならオンデマンド、大量ならオフセット
  • 冊子:ページ数が多い場合や部数が多い場合はオフセット、少部数ならオンデマンド
  • 名刺:頻繁に内容が変わるならオンデマンド、デザインを統一してまとめて刷るならオフセット

5. 印刷発注で失敗しないためのチェックポイント

5-1. 業者に確認したい3つの質問

  • どの印刷方式で印刷されますか?
  • 色味の再現精度はどの程度ですか?
  • 入稿データに関して注意点はありますか?

5-2. 納期・費用・色再現性のバランスを見極める

例えば、飯田橋にある印刷会社へチラシを依頼する場合、納期を優先するならオンデマンド、品質を優先するならオフセットを選ぶといったバランスの取り方が重要です。用途に応じて最適な方式を選びましょう。

5-3. 迷ったらプロに相談しよう

部数・納期・内容などを具体的に伝えれば、印刷会社は最適な方法を提案してくれます。プロに相談することで、無駄なコストや失敗を防げるだけでなく、より効果的な仕上がりが期待できます。

6. まとめ:用語に惑わされず、目的に合った印刷を選ぼう

6-1. デジタル印刷とオンデマンド印刷は「関係性」で理解しよう

オンデマンド印刷は、デジタル印刷の中でも「即時・小ロット対応」の形態を表す言葉です。用語の違いに惑わされず、「どう使われているか」に注目して選ぶことが大切です。

6-2. 印刷のプロが伝えたい「正しい使い分け」

印刷方式には一長一短があります。大切なのは「目的に合った印刷方法を選ぶこと」です。用語の混同や思い込みで誤った選択をしないためにも、不明点は印刷のプロに相談するのが安心です。

遠藤印刷(千代田区・飯田橋)では、オンデマンド印刷からオフセット印刷まで、幅広いニーズにお応えしています。短納期、小ロット、冊子印刷などお気軽にご相談ください。

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