印刷が失敗しない!対策ポイント7選
千代田区の遠藤印刷の遠藤です。千代田区で営業を始めて50年以上にわたり、業者様、官公庁や一般のお客様よりご愛好いただいている印刷会社です。
スマホで撮ったお気に入りの写真や、大切なチラシ・資料を「きれいに印刷したい」と思ったのに、出力してみたらぼやけていたり、文字が切れていたり…そんな経験はありませんか?
実は、印刷の失敗はちょっとした設定ミスや知識不足から起こるものがほとんどです。この記事では、初心者でもできる「失敗しないための対策ポイント」を7つにまとめてわかりやすく解説します!
1. 印刷トラブルの原因を知ろう
なぜ印刷で失敗するのか?
スマホで見た画像と色が違う理由: スマホの画面と印刷物の色味は大きく異なります。これは表示方法の違いによるものです。
文字や写真が切れてしまうワケ: 仕上がりサイズとピッタリのデータを作ってしまうと、断裁時にズレて大事な部分が切れてしまう恐れがあります。
2. 解像度(dpi)の重要性
ぼやけを防ぐ画像の基準とは?
印刷には300dpiが必須: 印刷物では、300dpi(dot per inch)以上が推奨されます。解像度が低いと、画面ではきれいに見えても印刷するとぼやけます。
スマホ写真を印刷する場合の注意点: LINEやSNSで送受信すると画質が自動的に落ちることがあります。必ずオリジナル画像を使用しましょう。
3. カラーモードの落とし穴
RGBとCMYKの違いって?
モニターと印刷の色が違う理由: RGB(光の3原色)とCMYK(インクの4色)では、再現できる色の範囲が違います。RGBで作成したデータは印刷時に色がくすんで見えることがあります。
印刷用データはCMYKに変換しよう: IllustratorやPhotoshopでは簡単にCMYKへ変換できます。OfficeソフトではPDF出力で整えるのがおすすめです。
4. 塗り足しと安全マージンの設定
切れてしまう文字や画像を守るには
塗り足しは3mm以上が基本: 仕上がりサイズよりも周囲に3mmの塗り足しを設けましょう。
重要な情報は内側に配置しよう: ロゴや文字などは仕上がり線から5mm以上内側に配置するのが安全です。
5. フォントの扱いに注意しよう
文字化けやずれの原因を防ぐ
アウトライン化って何?: 使用したフォントを図形に変換することで、他の環境でも崩れずに表示されます。校正はしっかり行いましょう。
小さすぎる文字はつぶれて読めない: 文字サイズは8pt以上を基準に設定しましょう。
6. 画像の埋め込みとファイル形式
リンク切れトラブルを避ける方法
画像は埋め込み or 同梱が鉄則: Illustratorで使用する画像は埋め込むか、必ず一緒に送付しましょう。
PDF形式で保存して事前確認しよう: レイアウトやフォント状態をそのまま保持でき、印刷ミスの防止につながります。
7. 印刷会社の入稿ルールを守る
印刷所ごとの仕様に合わせる
テンプレートの活用でズレを防ぐ: 印刷会社の提供するテンプレートを活用しましょう。
入稿前チェックリストで最終確認: 「画像が抜けていないか」「フォントがアウトライン化されているか」などを入稿前に確認しましょう。
まとめ|印刷の「基本」を押さえれば失敗しない!
印刷の失敗は、ほんの少しの準備不足で起こります。今回の7つのポイントを意識すれば、スマホ写真も資料もプロ品質で印刷できるようになります。
印刷物は、きちんと保管すれば一生の記録になります。ぜひ、大切な思い出をきれいに形にしてください。
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